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スマホアプリを使い簡単操作で3Dプリントを誰でも楽しめる、家庭向け小型3Dプリンタ「Sculpto」

「子どもにも3Dプリントを楽しんでほしい」をコンセプトにした、家庭向け小型3Dプリンタ「Sculpto」が登場した。Kickstarterで出資を募集している。専用のスマートフォンアプリは、誰でも簡単な操作ですぐに3Dプリントを楽しめる。開発したのはデンマークのオーフスを拠点とするSimon Breum Fiskerだ。

Sculptoの最大造形サイズは直径200mm×高さ160mm、最小積層ピッチは150μm。フィラメントは1.75mm径のPLA素材のもので、プリントノズル径は0.6mm。Kickstarterのプロジェクトページに外形サイズは書かれていないため正確には分からないが、底面の直径は約250mm、高さ400mm弱のようだ。重さは3.3kgと軽量で、持ち運びも容易にできる。

特徴的な外観は、回転する円形プリントベッドと、押出器を動かすアームを支える2本の支柱からくるシンプルなデザイン(バイポーラシステム)を採用したことによるものだ。

スマートフォン/タブレットアプリは子どもでも操作できるよう、複雑さを極力排除した分かりやすい設計で、Webサイトにログインしてサイトにあるさまざまな3Dモデルを選択して手元のSculptoでプリントできる。自分で作ったSTLファイルをプリントしたいときは、Webサイトにアップロードしてからプリントするが、これはSTLファイルがSculptoでプリントできるかどうかWebサイト側でチェックするためだ。アプリの対応OSは現在iOSのみだが、将来的にはAndroidにも対応予定とのこと。 

Sculptoの価格は、Sculpto本体とフィラメント1巻が付属する早割版が2249デンマーククローネ(以下DKK、約4万円)、通常版が2599DKK(約4万6000円)。日本への発送には送料と関税が別途必要。現在、目標額15万DKK(約266万円)に対し、13万DKK(約230万円)を集めることに成功している。出荷はスケジュールが順調に消化された場合、2016年4月の予定だ。

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