武藤工業、全身を高画質で3Dスキャンできる「3D PhotoScan System MS-2000N」を発売
2015/11/04 17:00
3Dプリンタや大判インクジェットプリンタの開発/製造/販売を手がける武藤工業は、全身を短時間に高画質で3Dスキャンできる3Dスキャナ「MUTOH PhotoScan System MS-2000N」を発売した。
MUTOH PhotoScan System MS-2000Nは、人物の全身3Dフィギュアの作成に対応した3Dスキャナで、デジタル一眼レフカメラ4台を独自開発の同時シャッターユニットでコントロールする撮影装置部と、回転テーブルからなる。約30秒間で360度回転し、全周囲100枚以上の高画質画像を撮影して3Dデータを作成する。照明はフラット導光板LED照明でムラのないライティングが可能という。
MUTOH PhotoScan System MS-2000Nの本体外形サイズは、380×1040×2420mm、回転テーブルも直径450mm、高さ160mmと小型で、2000×1000mmのスペースがあれば設置でき、大がかりなスタジオ施設などを必要としない。撮影できる被写体は、直径900mm、高さ500~2000mm、重さ100kgまで。価格は、撮影機材一式が180万円(税別)、モデリング/レタッチソフト付きPCが120万円(税別)。出力できる3Dデータのフォーマットは、OBJ、PLY、VRML、COLLADA、Universal 3D、FBX、3DS、PDF3D。