これまでQuadceptは、プロフェッショナル向けツールとして企業や大学の研究室などを主なターゲットとして展開してきたが、今後拡大が予想されるIoT市場、そして学生や趣味で電子工作をする個人に向け、ものづくり応援プロジェクトをスタートするとしている。

このプロジェクトの一環としてリリースするQuadcept Community版は、日本語のほか英語、中国語にも対応しており、アイデアを形にしたい方、電子工作やものづくりに興味のある学生や個人の非商用利用であれば無償で利用できるようにした。オリジナルのQuadceptは、サブスクリプションライセンス方式のクラウドベースソフトウェアで、回路設計、基板設計、基板製造、部品ライブラリ機能をプラットフォームサービスに統合して提供している。

Quadcept Community版はオリジナルのQuadceptと比較して、オンライン認証のみ、1000パッドまで、作業層数4層までなどの制限があるが、部品ライブラリの無償提供サービスやチームによる共有サービスなどは利用できる。利用に当たってはアカウントの登録が必要（無料）。