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マクニカ、AlteraのFPGA SoCを搭載した評価ボード「Mpression Sodia」を開発

マクニカは、AlteraのFPGA「CycloneV ST SoC」を搭載した評価ボード「Mpression Sodia」を開発した。既発売の「Mpression Helio」の上位機種で、ハードウェア/ソフトウェア開発者が実アプリケーションに近い環境で迅速に組込みシステムデザインの開発が行えるプラットフォーム。

Mpression Helioは、Sodiaと同様にCycloneV SoCを搭載しているが、スタータキットとして機能を絞って低価格化した製品。ソフトウェアの評価には十分な機能を備えているが、拡張することを制限した評価ボードであったため、ユーザーから「1台で汎用的に評価できる環境が欲しい」という要望があった。Sodiaはこの要望に応えて開発した評価ボードで、FPGA規模を拡大し、メモリを追加、拡張コネクタ追加、オーディオ/映像出力追加など1台で多様な機能の評価と開発ができる。

Sodiaは2つの高速メザニンコネクタを備えており、拡張カードを最大2枚組み合わせて既存システムからまったく別の開発プラットフォームへの転用も可能という。仕様の変更や新しいインターフェースへの対応時に、新たに基板全体を開発する必要がなく、基板開発工数や製造コストを大幅に削減できるとしている。Sodiaを使って、モーター制御、物体検知、ビデオ監視、自動運転支援など広範なアプリケーションのアルゴリズム開発や検証、産業用イーサネットなどのシステム機能を拡張できる。

HPS側DDR3メモリに8bit ECC機構、FPGA側に32bit DDR3メモリを追加接続しているので、HPSシステム上でのECCメモリ評価やFPGAシステム上でDVI、SDI、DisplayPort、V-By-Oneなどの各種ビデオストリームフォーマットの相互変換用フレームバッファとしても使用でき、ビデオストリームのPCI ExpressやEthernet、USB3.0への高速パケットデータ変換およびスイッチングなどのさまざまな機能の実現に適する。

Sodiaは2016年1月下旬に受注を開始し、2月下旬に量産出荷開始の予定。 

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