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Angry Birdsをジェスチャー操作。東大発のトラッキングカメラ「ZKOO」がKickstarterに登場

手の動きだけで既存のゲームやアプリを操作できるようになるジェスチャートラッキングカメラ「ZKOO」のプロジェクトがKickstarterで始まっている。開発元の企業は、東京大学の石川・渡辺研究室からスピンアウトしたエクスビジョンだ。

ZKOOはWindows 7以降を搭載したPCと、Android搭載のセットトップボックス/タブレット/スマートフォンなどの機器に対応。付属のUSBケーブルで接続可能だ。そこからさらに、接続先の機器が備える端子から、HDMIでTVにつなげての利用が想定されている。

これまでに販売されたKinectなどのジェスチャートラッキングカメラは30~60FPSほどだが、ZKOOは100FPS以上でトラッキングする。ジャスチャーを認識できる対応距離は、10フィート(約3m)ほど。リモコンやキーボード、マウスを使うことなく、手の動きだけでカーソルの移動、クリック、ドラッグ、文字入力などの操作が可能になる。

ZKOOを利用することで、「Angry Birds」や「Candy Crush」など、既存のゲームやアプリをリビングルームで楽しめるようになる。またゲームやアプリだけでなく、PowerPointなどの業務用ソフトウエアにも対応する。

ZKOOはKickstarter上で2016年1月18日までクラウドファンディング中。12月11日時点では目標額の1万5000ドル(約185万円)に対して、既に1万7000ドル(約209万円)以上を集めている。

小売価格は120ドル(約1万5000円)になる見通し。Kickstarterでは99ドル(約1万2000円)の出資で入手可能となっていて、現時点では72ドル(約9000円)と84ドル(約1万円)の早期割引適用分も在庫がある。日本への出荷にも対応し、送料は25ドル(約3000円)。出荷は2016年4月を予定している。 

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