足の画像5枚から3Dプリント、オーダーメイドのインソール「BASE」
2016/01/12 08:00
iPhoneなどで足の画像を撮影して送るだけで、その足に合ったオーダーメイドのインソール「BASE」を届けてくれるプロジェクトがKickstarterで始まった。
開発元は、アメリカとカナダで活動するスタートアップ企業のWiivv。スポーツ医学や整形外科の専門家と共同でBASEを開発した。人間の身体運動を研究するバイオメカニクスの理論に基づき、スポーツなどの活動から生じる疲労やけがを軽減するように設計しているという。
BASEは、WiivvのiOSアプリでビデオのガイダンスに従って、好みの色や柄を指定し、足の画像を5枚撮影するだけで注文できる。所要時間は5分もかからないという。現在の対応端末はiPhoneとiPod touchのみだが、夏までにiPadやAndroid搭載デバイスにも対応する計画だ。
撮影した画像は、Wiivv側で独自開発したエンジンを利用して3Dプリント用のファイルを生成。その後、レーザー焼結(SLS)方式の3Dプリンタで、足の輪郭に沿ったインソールを作成する。
BASEで特にこだわっているのは、かかとを収めるヒールカップ。中央には穴を空けて安定性、衝撃吸収性を向上させて、快適に利用できるように配慮した。かかとの高さが上がらないので、使用中の靴にインソールが付いていても、BASEと併用できるという。
デザインは、4種のカラーと8種の柄から選べる。インソールの中央には、自身の名前を刻むことが可能だ。パッケージには、使用説明書とマッサージボールが付属する。
クラウドファンディングは2016年2月6日まで継続。1月11日時点で、目標額の5万ドル(約590万円)を超える7万3000ドル(約850万円)以上を集めている。
販売価格は75ドル(約8800円)。1月11日時点で、50ドル(約5900円)の早期割引適用版を入手できる。発送対応地域はアメリカとカナダのみだ。