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3Dプリントからケーキのデコレーションまで対応、ロボットアーム「KATIA」が1999ドルで登場か

アメリカのスタートアップ企業Carbon Roboticsが、産業ロボットに匹敵する性能を持つというロボットアーム「KATIA」を2016年3月に発売する見通しだ。価格は1999ドル(約23万6000円)と比較的安価になると海外メディアなどが報じている。

KATIAは最大1kgの対象物を持ち上げて、半径1mの範囲で移動させることができる。指定の場所に誤差1mm以内の精度で移送できるという。

もう1つの特徴は、汎用性の高さ。モジュールを組み替えることで3Dプリンタ、3Dスキャナ、レーザーカッターなど、さまざまな用途に利用可能。カスタムアタッチメントを利用することで、「タブレットのスクリーンに描いたイラストをケーキにデコレーションする」といった動作も再現可能だ。

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しかも、そうした動作を設定する際には、プログラミングする必要がない。覚えさせたい動作を、実際に手でロボットアームを動かすことによって教え込める仕組みだ。

同社は、Qualcomm Robotics Acceleratorに選ばれてQualcommなどから12万ドル(約1400万円)の出資を受け、Forbes誌がリストアップした「30 Under 30」(30歳以下の注目すべき30人の人物)のメーカー部門に同社共同創業者の2人が入るなど、アメリカで注目を集めている。

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