ソニーは対応スマートフォンと連携して、視界にテキストや画像などの情報を重ねて表示する透過式メガネ型端末「SmartEyeglass」を開発。対応アプリを増やすため、アプリ開発者向けのSED-E1を用意し、2015年3月から販売していた。

SED-E1は、CMOSイメージセンサ、加速度センサ、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサ、スピーカー、マイクなどを搭載する。レンズは厚さ3.0mmで、透過性は85％、最大輝度は1000cd／m2。単色表示のため、カラーよりも消費電力を抑えられる。

カメラ部分の有効画素数は約300万画素で、QVGA相当（15fpsで音声なし）の動画撮影にも対応。Bluetooth v3.0、IEEE 802.11b/g対応の無線通信機能を備える。バッテリ持続時間は、カメラ未使用時で約150分、カメラ使用時で約80分。サイズは展開時に約180×39×18mmとなり、ケーブルを除いたメガネ部の重量は約77g、コントローラー部が約44gとなっている。