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3D Hubs 3Dプリンタトレンド2月版、MakerBotが初の登録3000台突破

3Dプリンタ共有ネットワークサービス「3D Hubs」に登録された3Dプリンタをもとにした調査レポート(2月版)が発表された。登録プリンタは2万6500台以上で前回(2016年1月版)から1500台増。メーカー別シェア首位のMakerBotが、初めて登録3000台を突破した。

2月のメーカー(ブランド)別シェアは、MakerBotが14.0%(前月比0.4ポイント減)で1位となったが、2位のUltimakerが13.9%(同0.3ポイント減)と肉薄している。3位に3D Systemsが6.5%(同0.1ポイント減)で続く。それ以降は4位がStratasysで5.1%(同±0)、5位がFlashForgeで4.8%(同0.2ポイント増)、6位がPrintrbotで4.2%(同±0)、7位がFormlabsで3.7%(同0.1ポイント減)、8位がZortraxで3.4%(同0.1ポイント増)、9位がXYZprintingで3.2%(同0.1ポイント増)だった。

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3Dプリンタのモデル別シェアは、「Prusa i3」が7.9%(前月比0.1ポイント増)で先月からの首位を維持。先月首位を明け渡した「Ultimaker 2」は2位の7.7%(同0.1ポイント減)で、差は0.2ポイントに広がった。3位以降は「Replicator 2」が5.3%(同0.1ポイント減)、4位の「Replicator 2x」は3.1%(同±0)、5位の「Zortrax M200」は2.8%(同±0)となった。6位以下は「Ultimaker 1」2.6%(同0.1ポイント減)、「RepRap」2.5%(同0.1ポイント減)、「Form1+」2.4%(同0.1ポイント減)、「FrashForge Creator Pro」2.1%(同0.1ポイント増)、「Printrbot Simple Metal」1.7%(同±0)であり、1~10位まで前月と変わらない結果となった。

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人気の3Dプリンタ用素材に関する平均購入価格調査では、よく利用される樹脂はPLAが31.4ドル(約3600円)、ABSが34.2ドル(約3930円)、レジンが50.7ドル(約5820円)でほぼ先月と同じだった。一方で、産業用プリンタでの利用が多い素材は値を下げており、SLS方式用のナイロンは79.6ドル(約9140円)で前月比1.6ドル(約184円)安、PolyJetは89.3ドル(約1万300円)で同4.1ドル(約471円)安、フルカラーサンドストーンは97.7ドル(約1万1200円)で同0.7ドル(約80円)安となった。

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3D Hubsはオランダに本拠を持つ3Dプリンタ共有サービスで、所有者が自分の3Dプリンタを登録し、ユーザーは3D Hubsのサービス経由で、最寄りの3Dプリンタから出力できる。記事執筆時点の3Dプリンタ登録数は2万6535台、150カ国以上に広がっている。

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