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国産SoCボード「BLEAD-AGE」の先行試作プロジェクトが開始

国産SoCボード「BLEAD-AGE」の先行試作プロジェクトが3月3日よりスタートし、MotionGalleryにて出資を募っている。

開発元は芳和システムデザインで、SocionextのプラットフォームSoC(MB86S71)を採用する。海外製の汎用SoCは基本的に技術情報が英語で提供されるため、学生やホビーユースのエンジニアにも扱いやすいよう、設定情報や開発者情報サイトを日本語で運用するとしている。また、東北の雇用創出のために、東北にある工場で製造するという。

10層基板を使い、0.4mmピッチBGAパッケージのSoCを実装することになる。CPUはARM 32bit Quad A15/A7の1.6GHzで、RAMはLPDDR3 800MHz 2GBとする予定だ。

eMMCは量産時には16GBを搭載予定だが、今回の試作品は64GBを実装する。その他の仕様としては、microSD、USB( 3.0×1、2.0×1)、HDMIなどのポートを備え、EthernetやPCI Expressはオプションとなっている。

対応予定のOSはLinuxやAndroid。プロジェクトではIoT SoCボード100枚を試作し、初期投資を賄うことで量産時の価格を下げたいとのこと。先行試作品を支援してくれる人に向けて、クローズドハンズオンセミナーを3月後半に開催する予定だ。

価格は9万8000円で、ハンズオンセミナーへの参加権がついたコース(11万円)、3枚購入のうち2枚をセミナー参加者用教材として寄付するコース(29万4000円)もある。

プロジェクトは3月3日からスタートし、目標額は980万円とのこと。プロジェクトが順調に進んだ場合、発送は2016年5月を予定している。

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