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1分で高さ3mmの高速造形が可能な光造形方式3Dプリンタ「Gizmo 3D Printers」

トップダウン方式の光造形(DLP)3Dプリンタ「Gizmo 3D Printers」のプロジェクトがIndiegogoに登場した。「GiziMate」、「GiziPro」、「GiziMax」の3機種があり、高速印刷用アドオンを追加したモデルでは最大で1分あたり高さ3mmの造形が可能だという。

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GiziMate、GiziPro、GiziMaxの3機種には、さらに造形可能な高さの違うタイプが用意されている。例えば本体サイズが500×430×750mmのGiziMateには、造形高さ130mmのGiziMate 130 Basicと造形高さ260mmのGiziMate 260 Basicというラインアップがある。

3機種共にビルドプレートのデフォルトサイズは200×113mmだが、キャンペーン後に大型のビルドプレートを提供する予定だ。最小積層ピッチは1μm、XY方向の分解能は20(特殊レンズ使用時)~200μmだ。

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高速印刷には特許出願中の専用アドオンが必要。ビルドプレートを徐々に降下させていくトップダウン方式を採用したために、従来のボトムアップ方式と比べて、3Dプリント中のダウンタイムを減らすことができるようになったとしている。

球状の対象物を19分で3Dプリントする様子を収めた動画

価格はGiziMate 130 Basicが5リットルのレジン込みで3150ドル(約35万6000円)、最大造形高さ800mmのGiziMax 800 Basicが20リットルのレジン込みで4950ドル(約55万9000円)などとなっている。

高速印刷用アドオンを入手するためには、別途2600ドル(約29万4000円)の出資が必要だ。

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Gizmo 3D PrintersはIndiegogoで3月31日までクラウドファンディング中。現時点で、目標額9万5000ドル(約1070万円)に対し約6万3000ドル(約711万円)以上を集めている。今ならGiziMate 130 Basicの200ドルの早期割引を適用して2950ドル(約33万3000円)で入手可能だ。 9月以降の出荷開始を予定しており、日本への出荷にも対応している。

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