2015年に開催された「六本木ヒルズ Artelligent Christmas 2015 けやき坂 Galaxy イルミネーション」の企画で、来場者のスマートフォン操作に連動してイルミネーションが変化する「TOUCH the HEART」にIoT HAが使われている。同社によれば、ミッションクリティカルレベルのシステム要求を満足できたとしている。

高可用性を実現するため、IoT HAの端末はホットスタンバイ型の冗長構成、ネットワークはマルチキャリアの複数回線（有線／NTTドコモ系／KDDI系回線）の冗長構成とし、シングルポイント障害を回避している。また、接続機器や端末上の主要プロセスをクラウドから常時ネットワーク監視しており、故障などが検知された場合には即時にアラート通知を行うとともに待機構成に切り替える。

さらに、aufs（Another Union File System）を組み込み、IoT HAのOSを書き込み禁止として提供することで、突然の停電や不揮発性メモリ（SDカードなど）の書き込み回数制限などによるデータの破損からもシステムを保護するとしている。