DMM.comとPwC、ハウステンボスでの実証実験でロボットの事業化を支援
2016/04/01 13:00
DMM.com、PwCコンサルティング、ハウステンボスは、テーマパーク「ハウステンボス」内でスマートロボットの実証実験を開始する。長崎県のテーマパークハウステンボスを「ロボット実証実験の場」と見立て、広くロボットメーカーに出展を呼びかける。
ハウステンボスではすでに、園内にロボットを配置する試みを始めているが、さらに2016年7月、ロボットを活用した複合施設「ロボットの王国」の開設を予定している。今回の協業により、さまざまな特徴を持ったロボットを園内各所に配置し、今後のパークづくりにおけるロボット活用の可能性を検討するという。
一方、DMM.comは、コミュニケーションロボットの浸透を目指して2015年4月からロボットキャリア事業を展開。PwCコンサルティングは、2015年11月よりロボットを活用する企業向けコンサルティングサービスを開始している。
今回、両社はハウステンボスと共同してロボットの王国のイベント企画などを計画。広くロボットメーカーに出展スペースへの出展を呼びかけ、来場者のニーズに合ったロボットを選定の上、園内で導入検証し、ユーザー動向の把握、分析・評価を実施する。
さらにPwCコンサルティングは、実証実験の結果をロボットメーカーにフィードバックして機能改善や事業化検討をサポート。市場導入が決まれば、DMM.comがロボティクス部門「DMM.make ROBOTS」のロボット開発ノウハウと販売プラットフォームを活用し、仕様検討と量産販売を支援する。
今後は、ロボットの王国で展示するロボットの公募を4月上旬に開始。5月中旬に募集を締め切り、同下旬に展示ロボットを選定する予定だ。