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操縦は手をかざすだけ——ロボットカー組み立てモジュール「Ziro」

手の動きによって操作可能なロボットカー組み立てモジュール「Ziro」がindiegogoにて出資を募っている。

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Ziroは、ワイヤレス接続されたスマートグローブによって制御できるモジュールを基本とするシステムだ。それぞれのモーターモジュールを制御したい車輪などのパーツと組み合わせ、スマートフォンアプリで動きのイメージを設定。それをスマートグローブによって制御する。

モーターモジュールの使い方次第で、自作の4輪バギーやリモコンロボットなどを、複雑なプログラミングすることなく遠隔操作することができるとしている。

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モーターモジュール、スマートグローブに用いられるマイコンプロセッサは32ビットRISC CPU(80MHz)を採用し、Wi-Fiは802.11 b/g/nに対応している。スマートフォンアプリは、iOS、Androidの両方で用意されている。

モーターモジュールには9kgf・cm、90rpmのDCモーターを使用。9V、880mAhのリチウムイオン電池により、7時間の連続稼動が可能だ。充電時間は2.5時間。モジュールのサイズは97×75×35mm、重量は105gだ。

スマートグローブの重さは12g。慣性計測ユニットなど各種センサを組み込んでいる。2時間で充電できる250mAhのリチウムポリマー電池を使っている。

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モジュールの操作を行うには、まず7種類ある手振りのうちいずれかを選択し、モジュールと同期させる。あとは、先ほど選択した手振りと、実際の手の動きを合わせれば操作可能だ。

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モジュールが4個付属するプロキット、2個付属するスターターキットの2種類をラインアップ。いずれもスマートグローブ、スマートフォンアプリが付属し、プロキットにはさらに4輪駆動車用の組み立て部品とスマートフォン用マウントキットがついてくる。

プロキットの通常価格は249ドル(2万7000円)。199ドル(約2万2000円)の超早割版は既に完売しているが、229ドル(約2万5000円)の早割版はまだ申し込み可能だ。スターターキットは149ドル(約1万6000円)となる。

indiegogoでの目標額3万ドル(約330万円)に対し、4月21日時点で3万4000ドル(約370万円)以上を集めることに成功している。なお、スケジュールが順調に消化された場合、出荷は2017年1月の予定だ。

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