新しいものづくりがわかるメディア

RSS


STEAM教育を意識した子供向け3Dプリンタ「MiniToy」

STEAM教育に適した子供向けFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタ「MiniToy 3D Printer」がKickstarterに登場した。おもちゃのようにカラフルでポップなデザインで、子供でも使用できるように配慮した操作性や安全性が特徴だ。

photo

MiniToy 3D Printerは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の学習を促すSTEAM教育を意識した3Dプリンタ。おもちゃやアクセサリーなどを作りながら、これらの分野への興味や知見を深められるという。

同製品は組み立て済みのため、購入後すぐに利用できる。造形までの操作は簡単で、MiniToy 3D Printerをタブレット端末やPCなどに接続した後、開発元が用意した3Dモデルを専用アプリ「MiniToy app」から選ぶだけだ。

photo

主な仕様は、サイズが473×305×375mm、重量が8.7kg、最大造形サイズが170×130×140mm、最小積層ピッチが0.15mm、最大造形速度が1秒当たり300mm。ノズルや金属パーツなどは、やけど防止のために覆い隠している。

成形に使うPLAフィラメントには、人体に有害な物質を含まない上に環境に優しい素材を採用。種類は通常のPLAに加え、温度や光によって色が変わる「Temp sensistive」、暗闇の中で光る「Glow-in-dark」、伸び縮みさせられるほど柔軟な「Flexible」などを用意した。

photo

MiniToy 3D Printerは2016年6月25日までクラウドファンディングを実施。5月16日時点では、目標額の5万ドル(約545万円)をやや上回る成果をあげている。

販売価格は、通常のPLA、Flexible、Temp sensistiveフィラメント各250g付きの早期割引適用分が289ドル(約3万2000円)。出荷は2016年9月の予定だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. ラズパイオシロを自作しよう——Raspberry Pi Pico用オシロスコープ基板DIYキット「PL2302KIT」
  2. リチウムイオン電池より4倍高いエネルギー密度のリチウム空気電池を開発
  3. 航続距離1000kmのeVTOL「Vertiia」が初の飛行試験に成功
  4. FFF方式3Dプリンターを高速化——「Creality SONIC PAD」発売
  5. 基板のパターンが109キーボードの配列──はんだ付けだけで自由にキーボードを自作できる「FLINT キーボードを作ろうぜ!キット2」
  6. スペクトラム・テクノロジーがRaspberry Piを使いWi-Fi 6Eに対応した「WiFiプロトコル・アナライザ V2」を販売開始
  7. 土日で完成! 趣味のラズパイ BME680の測定データを小型ディスプレイに表示させる
  8. 電子工作初心者向け「ゼロからよくわかる! Arduinoで電子工作入門ガイド 改訂2版」発刊
  9. 手回し式靴下編み機を作って靴下を編んでみた
  10. 無線LAN対応ラズパイPico——スイッチサイエンス、技適取得済みの「Raspberry Pi Pico W」発売

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る