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ワン・トゥー・テン、IoT開発を高速化するiPhoneアプリ「ZIG Simulator」リリース

ワン・トゥー・テン・ホールディングスのグループ企業であるワン・トゥー・テン・ドライブは、センシングをリアルタイムで可視化してフィジカル・プロトタイピングを支援するiPhone アプリ「ZIG Simulator」をリリースした。

同アプリは、iPhoneの各種センサが取得したデータを指定のデバイスに送信し、データの取得状況をリアルタイムで確認できるようにしたもの。これにより、電子工作をしなくてもIoTの検証が可能になる。

同アプリがサポートしているセンサデータは、加速度、ジャイロ、クォータニオン、コンパス、気圧、GPS、タッチ座標、タッチ半径、タッチ圧力、BEACONの10種類となっている。ただし、すべての機能が利用可能なのはiPhone6SおよびiPhone6S Plusのみで、他機種に関してはOSのバージョンなどにより異なる。

また同社は、同アプリのリリースを第1弾とする「ZIG プロジェクト」の発足を発表した。

同プロジェクトは、フィジカル・プロトタイピングを支援するもので、工場で使う作業効率化ツールの通称「治具」から命名した。技術課題の支援を目的として、プロトタイピング駆動の体験設計を効率化するためのツール群を開発し、一般公開していく。

同社ではこの活動を通じて、IoTをはじめとするプロトタイピングの高速化と一般化、企画段階でのフィジビリティチェック、技術開発にリソースを集中するなどのエンジニアリソースの有効活用が期待できるとしている。

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