10種類のIoTデバイスを体験できるスマートホステル「&AND HOSTEL」——福岡市博多に8月オープン
2016/06/13 17:00
IoT体験型スマートホステル「&AND HOSTEL」が、8月に福岡県福岡市博多にオープンする。10種類のIoTデバイスを組み込んだ客室やダイニングカフェを設置し、空調管理や観光案内などさまざまなシーンでIoTを体験できる。
同ホテルの立地は、中洲川端駅から徒歩2分の商店街の中で、観光エリアとなっている天神や博多も徒歩圏内だ。延べ床100坪以上3階建の建物に、博多川を臨む全48床の客室と、1階にダイニングカフェを設置する。
予定宿泊価格は、ドミトリーが2800円から、ダブルルームが8000円から、ツインルームが9500円から。このうちツインルーム4室が、IoT体験のできるIoTルームとなる。また、ダイニングカフェにも一部のガジェットを用意し、体験できるようにする。
IoTルームには、以下の10種類のデバイスを用意する。
スマホやタブレットと連携して家電をコントロールするネットワーク接続型の高機能学習リモコン「iRemocon」、世界の美しい風景を表示するデジタル窓「Atmoph Window」。スマートフォンをキーとして利用する「Qrio Smart Lock」は、小さな接地面積で様々な条件のドアに取り付け可能だ。
「SmartEyeGlass」はハンズフリーの透過式メガネ型端末だ。「スマート宅配ボックス」は、ボックスにアプリをかざすことで鍵を開閉する。
光、香り、音の3要素でユーザーの睡眠をマネジメントする「Sleepion」、スマートフォンを利用して1600万色以上もの調色が可能なスマートLED照明「HUE」。イヤホンジャックを通してさまざまなコンテンツを楽しめるガジェット「PlugAir」も用意している。
スマートフォンのアプリと連動してメッセージのやり取りができるロボット「BOCCO」。ブロック型電子「MESH」は、部屋からワンプッシュでフロントを呼び出したり、HUEと連動して部屋に入ると照明が付いたりと、さまざまな使い方が可能だ。
同ホテルは告知も兼ねて、開業資金の一部に充当するため、「Makuake」で支援者を募集。すでに目標金額の100万円を達成している。
また、Makuakeと共同で、話題のプロダクトを実際に体験できるプログラムを開始。第1弾として、「Amadana Music」「電玉」「光枡」「7つの習慣ゲーム」などを展示するとしている。