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Datwyler、Raspberry Piを製造するPremier Farnellの買収を発表

スイスの部品メーカーDatwylerは6月14日、Raspberry Piを製造するイギリスのPremier Farnellを買収し、両社が条件面で合意に達したことを発表した。

Datwyler は、Premier Farnellを1株あたり165ペンス(約246円)で買収する。これは6月13日のPremier Farnellの株価終値109.3ペンス(約163円)に対しておよそ51%のプレミアムとなる。

買収額は約8億4800万スイスフラン(約912億円)で、Premier Farnellの企業価値は約10億9200万スイスフラン(約1174億円)と見積もられている。

同社によると、今回の買収により2019年末までにEBITDAで5000万~7000万スイスフラン(約54~75億円)のシナジー効果があると見込んでいる。これには買収後3年で見込まれる2500万~3500万スイスフラン(約27~38億円)の年間コスト削減効果も含まれるとしている。

DatwylerのUlrich Graf会長は、「高品質な電子部品の供給に長い歴史を持つ両社であるが、幅広い企業ユーザーに対してワンストップショッピングの場を提供しつつ、今後はさらなる競争力の強化と商品ラインアップの拡充をはかる」と述べた。

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