国内企業によるサブスクリプション（継続課金型）ビジネス市場は、Apple Musicおよび国内事業者による定額制音楽配信サービスの増加、さらに一般家庭向け電力小売自由化、クラウドサービス分野や製造業を中心としたIoTビジネスへのシフトなどに伴って、拡大している。

特にIoT領域では、従来の製品販売型のものづくり企業が顧客への継続的なサービス提供を通じて収益を得るサービス型企業へのビジネスモデルのシフトが求められているという。こうした変革をサポートするビジネスプラットフォームには、刻々と変化するさまざまな利用形態や課金モデルをタイムリーにサポートする必要がある。

両社によれば、既存システムに捉われない柔軟な決済システムや基幹システム、顧客管理システムとの連携などさまざまな要件を満たすため、2社の提携によりグローバルでIoT領域における多数の実績を有する米Zuoraのクラウド型課金サービスプラットフォームと共に、こうしたニーズを持つ企業を支援するとしている。

IoTビジネスにおけるフロントエンドとなる、顧客管理システムやWebサイトとの連携についてはウフルが、同ビジネスを支えるクラウド型課金サービスプラットフォームZuoraの導入やERPなど基幹システムとの連携については三井情報がサポートし、2社共同でIoTビジネスプラットフォームを構築するとしている。