コントローラはArduino互換——オープンソースのサーボモータ「Mechaduino」
2016/07/07 12:00
パーソナルファブリケーション向けの実装にも適した低価格なサーボモータ「Mechaduino」のプロジェクトがKickstarterに登場した。3Dプリンタ/CNCマシンなどの自作に活用できる。
Mechaduinoは、Arduino Zero互換のコントローラと低価格なDCドライブ用ステッピングモータを組み合わせている。ステッピングモータにNational InstrumentsのNAMA17(トルク62 oz-in)を組み合わせた場合、本体価格は60ドル程となる。
Mechaduino のPCBは、コントローラとamsの14ビットエンコーダAS5047D、AllegroのフルブリッジモータドライバA4954を搭載し、ステッピングモータのパルス変調制御とエンコーダによるフィードバック制御を実現している。
Arduino Zero互換のコントローラも、PCBのダイヤグラムもオープンソースとして公開されており、カスタマイズもできる。小型の制御ボードをモータ本体上に搭載できるスタンドアローンのコンパクトさ、フィードバック制御による高精度な制御が特徴で、開発元は3DプリンタやCNCマシンなどへの実装に適しているとしている。
MechaduinoはKickstarterで7月21日までクラウドファンディング中。現時点で7500ドル(約75万7000円)の目標額の約3倍を超える2万3000ドル(約232万円)以上を集めている。
MechaduinoのPCBは45ドル(約4540円)、ステッピングモーターNAMA17に組み込んだ完成品が60ドル(約6050円)だ。出荷開始は9月の予定で、PCBのみは送料18ドル(約1820円)、完成品は27ドル(約2720円)で日本への出荷も可能だ。