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回路を描いて部品を置くだけで電子回路が作れる「電子回路学習キット」

東京大学発のベンチャー企業AgICは、特殊な薬剤を塗布したフィルム/紙に描くだけで電子回路を作成できる回路マーカーを使って、電子回路の初歩が学べる教材「電子回路学習キット」を発売した。

同製品は12歳以上が対象で、1~4人のグループ向け。回路マーカー、回路修正ペン、電源モジュール、マグネットプレート、ガイドシート、回路用フィルム10枚、電子部品14種類がセットになっている。

回路マーカーは、特殊な薬剤を塗布したフィルム/紙に描くことで、薬剤とインクが反応して通電可能な銀膜を形成する仕組みになっている。同梱の電子部品は、抵抗(1k、10k、100k、1MΩ)、可変抵抗、LED、CdSセンサ(光センサ)、スイッチ、コンデンサ、外部部品接続端子、電源接続端子、トランジスタ、ダイオード、ジャンパの14種類。いずれも磁石で付くようになっているので、回路を描いて部品を置くだけで、電子回路が作成できる。

同社では、暗くなるとLEDが点灯する回路、LEDを調光する回路など、14パターンのサンプル回路図をWebサイトで公開。サンプル回路はいずれも、1枚のフィルムで描けるようになっているので、フィルムを無駄にせずに部品の使い方を学習できる。

同製品の価格は6264円(税込)。同社ではほかに、回路マーカーや回路フィルム単体での販売や、家庭用プリンタで電子回路が印刷できる「回路試作インクキット」も販売している。

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