最大10人でグループ通話ができる——ウェアラブルトランシーバ「BONX Grip」
2016/07/22 08:00
ウェアラブルトランシーバ「BONX Grip」がindiegogoにて出資を募っている。
BONX Gripは、IPX4クラスの防水型Bluetoothヘッドセットとグループ通話用スマートフォンからなるウォーキートーキー(トランシーバ)システムだ。話すことでヘッドセットのデュアルマイクが声を拾って通話でき、通話スイッチはない。音声はBluetoothでグループ通話アプリに送信され、スマートフォンの3G/4G回線を経由して、グループ内の全員に声を届ける。最大で10人までのグループ通話が可能だ。
サーフィンやスノーボード、ロッククライミングなどのアウトドアのシチュエーションでも、ハンズフリーで会話できるのが特徴だ。スマートフォンの電波が届く限り、通話可能距離に制限はない。操作しやすい大型スイッチで、音量調節やミュートも可能だ。
開発元によれば、風切音対策により、強い向かい風の中でも通話ができるという。デュアルマイクによるノイズキャンセリング機能も備えている。また、人の声以外の音(話していないときの雑音など)は基本的にカットされるため、バッテリや通信量を節約できるとしている。
本体サイズは約32×44×18mm、重量は約15g。Bluetooth 4.1に対応し、連続通話可能時間は9時間以上だ(アプリ使用時)。対応OSはiOS6以上、Android4.3以上。本体カラーはブラック、ホワイト、ピンク、グリーンの4色がある。
価格は通常価格で110ドル(約1万1700円)。スマートフォンアプリは無料で使用できる。indiegogoでは、早期割引として1台78ドル(約8270円)で購入できるプランを提供中だ。(限定30セット)
indiegogoでの目標額10万ドル(約1060万円)に対し、これまで5万3000ドル(約562万円)以上を集めている。プロジェクトが順調に消化された場合、発送は2016年秋を予定している。
BONXは日本のハードウェア・ベンチャー企業。2015年末に発表した製品ではクラウドファンディングで約2500万円の資金調達に成功している。今回の「BONX Grip」は海外進出を目指し、ユーザーからのフィードバック等に基づいて改良したとしている。