今回同社が開発したLTEモジュールは、LTE規格の中でも低消費電力向けの実装に適したカテゴリー1に準拠した、通信速度が上り最大5Mbps、下り最大10Mbpsのチップを搭載している。2017年前半にIoT機器を取り扱う企業向けに提供を開始する予定だ。

同社によれば、このモジュールは、IoTに対応した最新の標準化規格であるLTE リリース13（LTE Advanced Pro）の要件を満たしており、今後ソフトバンクがリリース13に対応したサービスを開始すれば、電池駆動で10年以上稼動する低消費電力モジュールとして利用できるとしている。

同社は、今後特に電池駆動が期待されているガスや水道メーターなどの自動検針、高齢者や子どもの見守り用途など、高い通信機能と低消費電力が求められるIoT機器への同モジュールの搭載を促進するとしている。