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異なる色の素材を混ぜて新しい色を生み出せるフルカラー3Dプリンタ「RoVa4D」

FFF方式のフルカラー3Dプリンタ「RoVa4D」がKickstarterに登場し、目標額の2万5000カナダドル(約190万円)をはるかに超える約16万カナダドル(約1200万円)を集めるほどの注目を浴びている。

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RoVa4Dの開発元は、以前fabcrossで紹介した3Dプリンタ「RoVa3D」を開発したカナダのORD Solutionsだ。RoVa3Dは、異なる色のフィラメントを個別のプリントヘッドから出力する多色刷りの3Dプリンタ。フィラメント独自の色は出せても、フィラメントを混ぜて新しい色を生み出すことはできなかった。

今回、ORD Solutionsが新たに開発したRoVa4Dは、カラー印刷に使うCMYK色(シアン、マゼンタ、黄、黒)に白を加えた5色のPLAフィラメントを一つのホットエンドで混合し、さまざまな色を出力できるようになった。また、PLAベースのフィラメントであれば、"硬い""柔らかい"など異なった性質のフィラメントを混ぜて、新しい性質のフィラメントを出力することも可能だ。

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同製品はフルカラープリント用のホットエンド以外にも、「Ninjaflex」などの柔軟性のあるフィラメント用のホットエンドと、水溶性サポート材用のホットエンドを搭載。いずれのホットエンドも、ノズル詰まりを抑える水冷方式を採用している。

主な仕様はサイズが635×813×864mm、電源電圧が110/220V、消費電力が150W、最大造形サイズが305×305×305mm、最小積層ピッチが0.01mm、最大造形速度が1秒当たり200mm。ビルドプレートには「GeckoTek」を採用している。

RoVa4Dは2016年8月24日までクラウドファンディングを実施。販売価格は4600カナダドル(約35万4000円)で、出荷開始は2017年4月の予定だ。日本への出荷にも対応している。

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