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モジュールを接続するだけでカスタムロボットに——組み立て式モジュラーロボット「CellRobot」

球体型モジュールをスナップジョイントで接続するだけで、さまざまな形状のカスタムロボットが出来る組み立て式モジュラーロボット「CellRobot」がKickstarterで出資を募っている。

CellRobotは、メインモジュール「Heart」を中核に構成される。Heartの直径は88mm、重量は260g。Bluetooth4.0のほか、Zigbee(IEEE802.15.4)とWi-Fi(IEEE802.12 a/b/g/n)をサポートする。Heartモジュールには各半球に4個ずつ合計8個のスナップジョイントがあり、ねじ込むだけでほかのモジュールと接続できる。

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ロボットの形状を構成するのは「Cell」モジュールだ。Heartモジュール同様8個のスナップジョイントがあり、HeartやほかのCellモジュールに接続できる。Cellの直径は80mm、重量は197g。Cellは半球がサーボモータで接続された構造になっており、360度回転するロボットの関節としても機能する。1個のHeartモジュールには最大20個のCellが接続できる。

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また、広角レンズカメラのついた「Vision」モジュールは、640×480ピクセル、毎秒30フレームでの動画をスマートフォンなどにリアルタイムで送信できる。

ほかにも、車輪のついた「Wheel」、モジュールを机などの上に固定する「Mount」などが用意されている。

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ロボットの組み立てと操作には、専用のスマートフォンアプリを使用する。ライブラリを使用すれば、プリセットされた形状を選択してモジュールを組み立ててBluetoothで同期するだけでロボットをコントロールできる。

カスタムモードを使って自由なデザインのロボットを組み立てると、各モジュールの接続順は自動認識されてアプリ上で再現される。各モジュールの動きをプログラムして動かしたり、逆にモジュールを手で動かして各パラメータを記憶させることもできる。

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Kickstarterでは、複数のパッケージが提供されている。 Heart×1、Cell×4、Mount×2のRobot Arm Packageが205ドル(約2万500円)、Heart×1、Cell×14、Wheel×4、Mount×2、Vision×1のMega Packageが625ドル(約6万2500円)など。各パッケージにはバッテリチャージャ×1が付属する。送料はアメリカ国外へは一律20ドル(約2000円)だ。

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CellRobotは、Kickstarterで9月17日までクラウドファンディング中だ。8月18日の時点で目標額5万ドル(約500万円)に対し、1万2000ドル(約120万円)以上を集めることに成功している。プロジェクトが順調に消化された場合、出荷は12月を予定している。

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