無線計測ネットワークの導入に——「Mpression IoTメッシュネットワーク・スターターキット」
2016/09/09 08:00
マクニカは、無線ネットワークに関する専門知識がなくてもメッシュネットワークによる計測/評価システムが構築できる「Mpression IoTメッシュネットワーク・スターターキット」を発売した。
IoTメッシュネットワーク・スターターキットは、実用途の屋内環境下で信頼性の高い安定したメッシュネットワークを構築するものだ。無線ネットワークに関する専門知識がなくても、端末の電源を入れるだけでメッシュネットワークによる安定した計測/評価システムが実現できる。
メッシュネットワークには、リニアテクノロジーの無線センサネットワークデバイス「Dust Networks」を採用する。複雑な初期設定を必要とせず、オプションで用意されている太陽電池版センサの追加も容易なため、実地での設置場所や端末数の検証も手軽にできる。
ログの取得には、Windows用のデータロガーアプリケーションを用意しており、リアルタイムでの監視/計測、CSV形式でのログファイルの出力などが可能だ。
また、取得したデータの可視化については、子会社のマクニカネットワークスにて取り扱う、マシンデータ分析プラットフォーム「Splunk」と連携させ、データ解析や可視化させることもできる。
同社は、IoTの普及に応じて需要が見込まれるオフィス/テナント/工場/プラントの統計計測データ(温度や湿度、照度)の取得、および状態監視や遠隔監視などを想定使用用途として挙げている。
IoTメッシュネットワーク・スターターキットは、屋内向け無線センサ端末EH-Terminal-B(バッテリ版)×5、親機USB Network Manager DC2274A×1、データロガーのセットとなる。価格はオープンで、同社子会社のアルティマが販売する。