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ハブにモジュールを接続するだけでIoTデバイスを簡単に作れるキット「ESLOV」

Arduino LLCのスウェーデンオフィスが、プラグアンドプレイ方式で簡単にIoTデバイスを作れるキット「ESLOV」のプロジェクトをKickstarterで開始した。

ESLOVは、ESLOV Wi-Fi ハブとESLOV モジュールで構成される。ESLOV Wi-Fi ハブは、ARM Cortex-M0+マイクロコントローラ(48MHz)ベースで、32KBのRAMや256KBのフラッシュメモリに加え、Wi-Fiを搭載。ESLOVモジュールは、LED、マイクロフォン、空気質センサ、サーボなどの25種類が用意されている。

使い方は簡単だ。まず、モジュールをWi-Fi ハブとケーブル接続するか、あるいはWi-Fi ハブの背面にマウントしてから、Wi-Fi ハブをPCに接続する。すると、接続されたモジュールをESLOVのビジュアルコードエディタが自動認識するため、画面上でモジュールを結線するだけでプログラミングできるようになる。

完成したプロジェクトを「Arduino Cloud」に送れば、スマートフォンからのアクセスも可能になる。さらに、「Arduino Editor」やデスクトップ版の「Arduino IDE」を使えば、ESLOV Wi-Fi ハブの機能を追加したり、ESLOV モジュールの動作を変更したりできる。

ESLOVの主なキットは「BASIC」、「INTERMEDIATE」、「ADVANCED」「PRO」の4種類。BASICキットはWi-Fi ハブに、RGB LED、ボタン、ブザーの3種類のモジュールが付属。INTERMEDIATEキットはBASICキットに加え、リレー、ポテンショメータ、温湿度センサ、光センサ、カラーセンサの計8種類のモジュールが付属する。

ADVANCEDキットはINTERMEDIATEキットに加え、DCモータコントローラ、赤外線距離センサ、ロータリエンコーダ、入力モジュール、サーボ、空気質センサ、PIR(人体検知)センサの計15種類のモジュールが付属。PROキットはADVANCEDキットに加え、ボタン(追加)、マイクロフォン、GPS、ホールセンサ、タッチセンサ、OLEDディスプレイの計20種類21個のモジュールが付属する。

ESLOVは2016年10月28日までクラウドファンディングを実施。9月29日時点では、目標額の425万スウェーデンクローナ(約5100万円)に対して、約24万スウェーデンクローナ(約290万円)を集めている。

ESLOVの価格は、BASICが849スウェーデンクローナ(約1万円)、INTERMEDIATEが1539スウェーデンクローナ(約1万8500円)、ADVANCEDが2139スウェーデンクローナ(約2万5700円)、PROが4299スウェーデンクローナ(約5万1500円)。出荷開始は2017年6月の予定で、日本への送料は250スウェーデンクローナ(約3000円)だ。

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