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東京駅に実装したLEDが光る——電子技販、東京路線図などを基板技術で表現したiPhone 7ケースを発売

PCBメーカーの電子技販は、プリント基板の設計製造技術を活かして制作した、電池なしで光る「FLASH iPhone 7ケース」「FLASH iPhone 7 Plusケース」の販売を開始した。

製造風景(チップマウンタライン)

同製品は、基板CADでデザインし、本物の基板に電子部品を実装している。デザイン性を重視して、高密度基板で使用する技法「PAD ON VIA」を採用した。実装部品の保護のためクリーンルームで樹脂コーティングするなど、本物の基板と同様の製造方法で製作している。

CAD設計の様子
FLASH 東京回路線図 iPhone 7ケース 黒 拡大

また、iPhoneが発する電波によってLEDが光る回路を搭載。基板の裏面にあるアンテナが、iPhoneが発する電波をキャッチし、表面に実装されたセラミックコンデンサ、ダイオードなどで電圧と電流を高めることによりLEDが点灯する。そのため通常時は光らず、iPhoneが強い電波を発した時のみランダムに光る。この回路は特許出願中だ。

デザインは全9パターンをリリース予定。すでに東京路線図をデザインした「東京回路線図」と、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場した戦闘機をデザインした「FLASH X-WING 基板アート」を発売中だ。今後は「京都回路地図」「パリ回路地図」などが順次発売となる。

ケース素材には、ゴムのような柔軟性と硬質プラスチックのような強さを併せ持つTPUを採用。カラーはいずれのデザインも、緑、黒、白の3色を用意している。

TPUケース

価格は、FLASH 東京回路線図のiPhone 7ケースが1万4040円(税込)、iPhone 7 Plusケースが1万5120円(税込)。FLASH X-WING 基板アートのiPhone 7ケースが1万6200円(税込)、iPhone 7 Plusケースが1万7280円(税込)だ。

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