ラピスセミコンダクタ、920MHz帯無線搭載の小型マイコンボード「Lazurite Mini」シリーズを発売
2016/10/04 08:00
ラピスセミコンダクタは、リファレンスデザインシリーズ「Lazurite」から新たに、SDカードサイズに小型化した920MHz帯無線通信搭載マイコンボード「Lazurite Mini」シリーズの販売を開始すると発表した。
同シリーズは、16bitローパワーマイコンと920MHz帯域無線通信LSI、無線アンテナをベースに、劇的な小型化実現をコンセプトに開発。マイコン/無線通信モジュール「Lazurite 920J」、プログラム開発用ライタ「Lazurite Mini writer Type B」、Arduino接続用シールド基板「Lazurite 920J Xbee Shield」の3商品をラインアップしている。
Lazurite 920Jは、先発の「Lazurite Sub-GHz」の機能を踏襲しつつ、基板の大きさを24×32mmのSDカードサイズにまで小型化。また、待機電流を約7uAまで削減したため、単三電池3本で10年以上動作することが可能となった。
Lazurite Mini writer Type Bは、Lazurite 920Jや開発中のLazurite FlyにPC上で開発したプログラムを書き込むための開発用ライタ。マイクロUSBコネクタでPCと接続可能で、プログラム開発に必要な開発環境Lazurite IDEの提供も専用サイトにて実施している。
Lazurite 920J Xbee Shieldは、Lazurite 920JをArduinoの汎用Xbee基板に接続できるシールド基板。このシールド基板を使用して接続することで、920MHz帯域の無線通信が可能となる。専用サイトでサンプルプログラムを配布している。
3製品は10月初旬より、アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ)、スイッチサイエンスにて順次販売を開始する。
同社では、10月4日から開催の「CEATEC LAPAN 2016」にて、Lazurite 920JとLazurite Flyの採用デモを展示する予定だ。