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武藤工業、PCフィラメント対応デュアルヘッドFFF方式3Dプリンタ「MF-2500EP」を発売

武藤工業は、PC(ポリカーボネート)フィラメントが使用できるデュアルヘッドFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタ「MF-2500EP」を11月に発売する。同社の「MF-2200D」の上位機種となる。

MF-2500EPは、ポリカーボネートでの造形に対応するため、300℃で造形できるヘッドと、150℃まで加温できるヒーテッドベッドを備え、造形物の反りの低減を図っている。同社はPC素材への対応について、金型の入れ子の保持や、プリント基板実装において実装直後に高温になった基板の位置決め冶具の造形など、高温への耐用が求められる造形物への要望に応えたものだとしている。

MF-2500EPの最大造型サイズ300×300×300mm、最小積層ピッチは50μm。外形サイズは705×680×680mmで、重さは57kgとなる。Windowsに対応し、データ入力はUSBあるいはSDカード経由でのSTL形式をサポートする。

提供するフィラメントは、標準1.75mm径のABSとPLAが全11色と、柔軟性をもつ熱可塑性エラストマのTPCとSBがある。サポート材のPVAフィラメントは3.00mm径で、オプションヘッドへの換装が必要だ。

「MF-2500EP」での出力サンプル(左の画像はエンプラフィラメントによるサンプル) 「MF-2500EP」での出力サンプル(左の画像はエンプラフィラメントによるサンプル)

PCフィラメントについては、米Polymakerの「PC-Plus」、「PC-Max」を推奨し、同社でも取り扱う予定とのこと。また、今後対応するエンジニアリングプラスティックの種類を増やすため、ポリカーボネート以外のフィラメントの開発を検討しているという。

販売予定価格は120万円(税別)。販売開始に先立ち10月5日からインテックス大阪で開催される「第19回関西設計・製造ソリューション展(関西ものづくりワールド2016)」に、参考出展する予定とのことだ。

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