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3Dプリンタでおもてなし——2020東京オリンピック参加国のミニジオラマが完成

模型工房のばーちゃわーるどは、2020年東京オリンピックに参加する各国選手に向け、異国の地で少しでも「母国を感じるおもてなし」を提供するためにと、3Dプリンタを使って206の国と地域のミニジオラマを制作した。

ばーちゃわーるどを主宰する亀田誠氏は、3Dプリンタで作る新しい形の国際交流を掲げ、このミニジオラマ制作に2013年9月から取り組んできたが、このたび206個すべてを完成させた。

亀田誠氏(2015年の取材時、撮影:加藤甫)

完成したミニジオラマは1ヵ国1個で、1個のサイズは4.5×4.5㎝、206個すべてを合わせると畳2畳分ほどのサイズになる。これまで77の在外公館や300以上の国内外の法人、個人などの協力を得て、小さいながらも各国のシンボルを表現するよう努力したという。なお、206の国と地域は、ロンドンオリンピックへの選手派遣実績を基準にリストアップしたという。

ミャンマーのヤンゴンにある寺院・世界遺産「シュエダゴン・パゴダ」(2015年の取材時、撮影:加藤甫)

各作品やその国と地域に関する詳細情報などを、同工房のWebサイトで公開中。また、情報収集に苦戦している国についての情報提供協力や、模型についての意見も求めている。亀田氏によれば、今後有識者による意見を募った上で、東京勝どきの五輪選手村近くを中心に展示先を募集するとのことだ。

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