まるで空撮——東京23区をフルテクスチャ化した3Dデータ「REAL 3DMAP TOKYO」発売
2016/10/12 14:00
キャドセンターは、インクリメントP、パスコと共同開発している3D都市データ「MAPCUBE」をベースに、独自のCG処理を加えた新データ「REAL 3DMAP TOKYO」を発売した。
REAL 3DMAP TOKYOを利用することで、様々な規制や天候の影響を受ける航空機やドローンによる空撮に頼ることなく、東京の都市空間をフォトリアリスティックに再現したコンテンツ制作が可能になるとしている。
ベースとなるMAPCUBEは、インクリメントPによる2次元のベクトル地図情報と、パルコが提供する航空測量で計測した高さ情報と航空写真による画像データを基に生成した地形や建築構造物の3D都市モデルデータだ。この高さ±30cm、水平±70cmの計測精度をもつデータを用いることでREAL 3DMAP TOKYOの3D都市データは高精度となり、さらにランドマークの詳細データについては毎年更新することで、最新の東京のビジュアルを提供できるとしている。
3DデータはAutodeskの3ds Max形式とテクスチャをJPEGで提供し、対象地域は東京23区。4×4km単位を基本として販売する。同社が推奨する環境は、3ds MAX2016、V-Ray 3.3以降、樹木を利用する場合はMultiScatter 1.3.2.6で、3DCGによるる映画やアニメーション、および航空機や船、鉄道などのシミュレータ開発などでの利用を想定している。