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オフィスのトイレ待ち解消——個室の空き状況がわかるクラウドサービス「IoTトイレ」

伊藤忠テクノソリューションズは、PCやスマートデバイスからリアルタイムに個室トイレの空き状況を確認できるクラウドサービス「IoTトイレ」を開発した。業務改善や問題解決につながるツール作成の社内コンテストから生まれたサービスだ。

 トイレのドアにセンサーを設置 トイレのドアにセンサーを設置
スマートデバイスで空き状況を確認 スマートデバイスで空き状況を確認

IoTトイレは、発電パネルと無線を内蔵したセンサ経由で個室トイレのドアの開閉状態を判断し、PCやスマートフォンなどから空き状況を確認できるクラウドサービスだ。電源の確保や配線工事、サーバの設置などが不要なため、小規模なオフィスでも簡単に導入できるとしている。

同社は、三井不動産と共同して、霞が関ビル内のトイレにて実証実験を実施。得られた結果に基づき、長期間にわたる連続運用、センサの感度調整、データ送受信に関するプログラムを改良した。さらにビルオーナーやビル管理会社から寄せられた要望をベースに改善を加え、三井不動産のオフィスビルや東京都内のオフィスビルなどの業務施設に、IoTトイレを販売する予定だ。

同社は、センサの活用で従来は定量化されていなかったデータを可視化したIoTサービスのラインアップの拡充に努めており、今後も会議室の空き状況管理や勤怠管理など、快適なオフィスを実現するIoTサービスを提供するとしている。

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