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ニフティ、製造業/サービス業を対象にIoT活用実態調査——効果に期待するも自社導入には課題

ニフティは、製造業またはサービス業に従事する全国の20代以上の男女548名(製造業248名/サービス業300名)を対象に、IoTに関するアンケートを実施した。

IoTに対するイメージについては、製造業の78.7%が「製造業のサービス化が進展する」と回答、サービス業の65%が「IoTによってビジネスが進展する」とした。世の中におけるIoT普及については、両業種とも約4割が「実感している」と答え、IoTによるビジネスの進展とその普及を実感していることが浮き彫りになった。

また、IoT活用に何を期待しているかとの質問には、両業種で共通して回答が多かったのは「顧客接点の強化」(製造業25.8%/サービス業24.7%)。製造業に限ると、「製品・サービスの付加価値向上」(33.5%)「製品・サービスの新開発」(27.4%)「システム・インフラの効率化」(21.4%)「業務の最適化」(12.5%)の順に回答が多かった。

自社でのIoT活用状況についての質問では、製造業の24.6%/サービス業の9.4%がIoTに関して具体的に取り組んでいることが判明。「IoTの活用を検討している」まで含めると、製造業の48.4%/サービス業の22.1%が検討以上の段階に進んでいるといえる。

一方で、IoT活用を「検討中」または「予定はない・わからない」と回答した人にその理由を尋ねたところ、「IoTと自社製品・サービスを関連づけることの難しさ」(製造業17.6%/サービス業 27.2%)「効果についての疑問」(製造業18.7%/サービス業20.2%)「人材やスキル不足」(製造業21.4%/サービス業16.9%)などが挙げられた。また、全ての回答者に対して「データ活用」の課題について聞いたところ、全体の約半数が「何らかの課題がある」と回答した。

ニフティは、IoT活用の目的が「コスト削減」や「業務効率化」から「付加価値創造」へ広がってきていることが今回の調査結果からも読み取れるとし、IoT活用の課題は、ビジネス設計やデータ活用ノウハウ、そして人材不足にあるとしている。

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