Vueは、スマートグラスとしての機能を備えるとともに、フレームデザインやレンズを自分に合わせてオーダーできることが特徴だ。

まず、スマートグラスとしての機能は、音楽再生、運動量の測定、時刻通知、電話機能、メール連携機能などに加え、スマートフォンを使ってVueを探す機能もある。

外部ポートは持たず、右側のテンプル（つる）に内蔵したタッチパッドとマイクロフォンで操作する。6軸の加速度センサや赤外線の測距センサを内蔵しているので、ジェスチャーコントロールも可能。

左側のテンプルには、リチウムポリマ電池（3.7V 90mAh）を内蔵し、専用ケースに収納することで非接触型の充電を開始し、2時間程度で完了する。一度の充電で2～3日利用でき、電話機能を使った場合、連続通話時間は5時間ほどだ。

本体重量は約28g。スマートフォンとはBluetooth 4.2で接続し、対応OSはiOS 8.0(iPhone 5)、Android OS 4.3以上。音声再生には骨伝導型のスピーカーを採用し、静かな場所であればイヤフォンを使わずとも明瞭に聴こえるという。

フレームデザインは、クラシックとトレンディの2タイプがあり、フレームカラーはブラック、ブラウン、ホワイトの3色、テンプルのデザインは5種類から選ぶことができる。

そしてメガネとして重要なことだが、自分の見え方にあったレンズを選ぶことができ、通常レンズは度付き、度無し、多焦点の3タイプがあり、カラーはクリア。サングラスはカラー／偏光が各3色、そのほかに調光タイプも選べる。レンズの材質は、ポリカーボネートだ。

本体価格は269ドル（約2万8000円）。Kickstarterでは、33％オフとなる179ドル（約1万9000円）で購入できるプランなどを提供中。レンズタイプにより追加料金が必要な場合がある。キャンペーン終了後に眼鏡処方箋相当の問診を実施したうえで適切なレンズをセットして発送するとのことだ。

12月10日までKickstarterにてクラウドファンディング中の本製品は、目標額5万ドル(約522万7000円）に対し、10月27日の時点で倍以上となる11万4000ドル（約1190万円）を集めている。プロジェクトが順調に消化された場合、出荷は2017年7月を予定している。