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3Dホログラムと現実世界を融合——自己完結型ホログラフィックコンピュータ「HoloLens」、年内にプレオーダー開始

日本マイクロソフトは、自己完結型ホログラフィックコンピュータ「HoloLens」のプレオーダーを、2016年中に開始すると発表した。

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HoloLensは、アプリケーションで作り出した3Dホログラムを現実世界に重ね合わせて視覚化させることができる、自己完結型ホログラフィックコンピュータだ。ARヘッドセットのような外観だが、単なるヘッドマウントディスプレイではなく、HoloLens自体がPCだ。特殊なホログラフィックレンズを使用し、フルカラーのホログラムをあたかも現実空間内に出現したかのように表示するMixed Reality(複合現実)を実現する。

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主な仕様として、Windows 10を搭載し、ホログラムの生成にはMicrosoftのカスタムチップ「Holographic Processing Unit(HPU 1.0)」を使用する。アプリ開発環境としては、Windows 10 PC上で動くVisual Studio 2015およびUnity 5.4が必要だ。本体重量は579g、充電池により2~3時間の連続動作が可能。また、開発者向けのコミュニティも運営されており、専用WebサイトからはSDKのダウンロードができる。

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日本マイクロソフトによるHoloLensのプレオーダーは、開発者および法人向けに提供する予定で、詳細は今後明らかにするとしている。

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なお、海外では開発者向けの「HoloLens Development Edition」を3000ドル(約32万円)で購入できる。こちらの場合、サービス/サポートは英語のみとなる。

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