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テクノロジーの無駄使い?——ソレノイドを使った発明コンテスト「第4回タカハソレノイドコンテスト」開催へ

タカハ機工は、電磁石の電気部品「ソレノイド」を使った発明コンテスト「第4回タカハソレノイドコンテスト(ソレコン)」の応募受け付けを2017年1月4日に開始する。

全自動割りばし割り機

ソレノイドは、電磁石の磁力によりプランジャー(可動鉄芯)を直線運動させる電気部品だ。同社が主催するソレノイドコンテストは、ソレノイドを使った作品を動画で投稿し、アイデアと技術を競うコンテスト。2014年に第1回を開催した。

前回の第3回は、割り箸を1本ずつ割る「全自動割りばし割り機」や、音声入力によってスマホを自動で物理的に操作する「Sole」など、ユニークな作品が入賞した。過去の99作品は、同社サイトで閲覧できる。

Sole
タカハイノベーションパーク(TIP)外観

4回目となる今回は、英語版告知サイトでアメリカなど海外にも応募を呼びかけており、大賞を取った外国人への特典として「日本へ招待」を用意している。

また同社は、2016年4月に福岡県飯塚市の工場敷地内にものづくり支援施設「タカハイノベーションパーク(TIP)」をオープンしており、応募作品の試作や製品化などに利用できる。さらに、35mmという長い動作距離のソレノイド「ロングストロークソレノイド」も新たに発売。作品に利用可能だ。

新製品「ロングストロークソレノイド」

応募資格は、ものづくりが好きな個人やグループであること。同社サイトで写真と動画(2分以内)を投稿して応募する。作品の条件は、縦/横/高さが概ね各50cm以内で、タカハソレノイドを使用しており、何度動かしても壊れない丈夫なつくりであることだ。応募期間は2017年1月4日〜2月12日で、2月下旬に結果を発表する。

審査員長は引き続き明和電機の土佐信道氏、特別審査員は漫画家の見ル野栄司氏だ。タカハ機工の社員も審査に加わる。

各賞の賞金は、ソレコン大賞(1作品)が賞金10万円とソレノイドギフト券5万円分、技術賞(1作品)が賞金5万円とソレノイドギフト券3万円分、いいね!賞(3作品)が賞金3万円とソレノイドギフト券2万円分、イグソレコン賞(1作品)が賞金2万円とソレノイドギフト券1万円分となる。

第3回ソレコン審査会風景

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