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みんなでプログラミングしようよ——課題を抱える子どもたちに向けたプログラミング教室「PIECESクリエイティブガレージ」オープン

NPO法人PIECESは、貧困や虐待などの課題を抱える児童を対象とし、プログラミングやものづくりを行うワークショップ「PIECESクリエイティブガレージ」を12月よりオープンする。

PIECESは、子ども達が抱える課題や関心事に寄り添い、子どもの将来の可能性を拡げる伴走者「コミュニティーユースワーカー」を育成したり、子どもに関わる支援者や保護者、学生向けの講演・研修、オンラインでの情報発信などを通じて、貧困や虐待の連鎖を予防する仕組みづくりを目指すNPO法人だ。

PIECESによれば、貧困家庭に対する学習や食事などの直接的支援が広がる一方、学校外での習い事や旅行といった様々な経験をする機会が少ないため、やりたいことや好きなことを探せず、結果的に将来の進路選択が狭まる傾向にあるという。

特に、多くの貧困家庭にはパソコンもネット環境もなく、プログラミングに触れる機会がないことに着目。同ワークショップを通じ、子ども達が「自分でつくる」ことのおもしろさに触れ、子どもたちの「経験の格差」をなくすことで、社会とつながるきっかけづくりとしたいという狙いがある。

・活動日:毎月第2、4土曜日13〜18時(※変更あり)
・場 所:NPO法人PIECESオフィス
(東京都文京区小石川2-5-7佐佐木ビルB棟4階ハーフハーフ)
・対 象:小中高生(未経験者歓迎)
・内 容:ゲーム制作、映像制作、デザイン制作などの自由制作
会社や個人メンターによるワークショップを実施(不定期)

また、このPIECESクリエイティブガレージに取り組む中から、子どもたちに実際のゲーム制作を経験させる活動も生まれている。「将来プログラマーになりたい」という夢の実現に向け、ゲームクリエイターを中心に構成されるSKYSと共同し、10名ほどの小中高生がプロと一緒にUnityによるゲーム制作とリリースを目指す「ゲーム制作プロジェクト」が11月から開始している。実際に子どもたちがゲームを完成させるまでワークショップを継続し、サポートするとのことだ。

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