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IoTベンチャー企業、医療/ヘルスケア分野で大幅増、住宅、農業、スポーツ分野が続く——アスタミューゼの調査結果

アスタミューゼは、世界190カ国の企業データベースからIoTベンチャー企業の動向を分析したデータを発表した。

アスタミューゼは独自の定義により、2006年以降に設立されたIoTベンチャー企業を抽出し、スポーツ/教育/エンターテインメント、医療/ヘルスケア、農林水産技術、生産/物流/マーケティング、住宅、社会インフラ、自動車/交通の7つの分野に分類した。

2006~2010年と2011~2015年の期間を比較すると、IoTベンチャー企業設立数が163%も伸びていることがわかった。分類別では医療/ヘルスケア分野が393%と最も伸びており、次いで住宅の253%、農林水産技術の243%、スポーツ/教育/エンターテインメントの223%、自動車/交通の194%と続く。一方、生産/物流/マーケティングは133%に留まり、社会インフラは82%と減少傾向にある。

大幅な伸びをみせた医療/ヘルスケア分野のベンチャー企業では、2016年2月にヘルスケアデータ分析のTruven Health AnalyticsをIBMが約2900億円で買収したほか、ヘルスケアデータ分析アプリとウェアラブルデバイスを開発する中国のPicooc TechnologyがGobi Partnersなどから2014年2月までに約26億円を調達、連続的非侵襲生体モニタリングを可能とするウェアラブルデバイスを開発したスイスのBiovotionが、保険会社のスイス・リーなどから2016年6月に約11億円を調達するなどの大型案件が注目された。

同社は、IoT分野の2025年時点での日本国内市場規模は約80兆円、グローバルでは約1920兆円に上ると予測する。

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