プレイに合わせて操作モジュールが交換できるMIDIコントローラ「Joué」
2016/12/08 08:30
木製ボディにユニークな形状のモジュールを装着してプレイできるMIDIコントローラ「Joué」がKickstarterに登場した。
Jouéは、130×360×15.6mmの木製ボディに、感圧センサを埋め込んだ幅270mmの演奏エリアがあり、幅90mm×3の操作モジュールをはめ込んで操作するMIDIコントローラだ。
例えばAbeleton LiveやApple Logicなど、MIDIに対応した音楽ソフトであれば問題なく制御でき、USB/MIDIコンバータを介せばPCを使わなくてもハードウェアが接続できる。
Jouéの特徴は、その交換可能な操作モジュールにある。操作モジュールは柔らかく弾力性のあるシリコン製で、演奏者が加えるアクションやその強弱など微妙な力の変化を本体の感圧センサに伝達することができる。感圧センサは毎秒250回以上のサンプルでスキャンし、演奏と音のフィードバックにディレイは生じないという。
また、各操作モジュールのコンフィギュレーションはモジュール自身が保持できるため、例えば演奏中にモジュールを交換するだけで、モジュールに記憶した設定が直ちにプレイに反映できる。
操作モジュールの種類には、1.5オクターブのキーボードの「Synth」、4×4ドラムパッドの「Pads」、4本のスライダの「Strips」といった基本的なタイプと、表面に加えるXYZ軸の力で3種のMIDIメッセージを自在にコントロールできる「Area」、半球状のコントロールを使って最大12のパラメータを片手で制御できる「Bubbles」、4つの円周上に指を滑らせてプレイする「Rounds」、ギターのネックに似たデザインの「Fretboard」、ハープやシロフォンにアサインできる「Scaler」といったユニークなデザインのタイプがある。
今回用意されるモジュールパックには、Pads×2、Area、Strips、Rounds、Bubblesが含まれる「Control Pack」と、Pads、Synth、Fretboard、Scalerが含まれる「Play Pack」の2種類がある。
Jouéは2017年1月15日までクラウドファンディングを実施。12月7日時点では、目標額の7万ユーロ(約857万円)に対して、2万5000ユーロ(約306万円)以上を集めている。
今ならJoué+Control Pack、もしくはJoué+Play Packがそれぞれ、早期割引適用価格の260ユーロ(約3万1800円)で入手できる。いずれも出荷は2017年8月の予定で、送料35ユーロ(約4280円)で日本への出荷にも対応する。