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導電性繊維販売のミツフジが総合ブランド「hamon」を始動——アパレルやIoTサービスも提供へ

導電性繊維「AGposs」を販売するミツフジが、ウェアラブル総合ブランド「hamon」を立ち上げた。第1弾の製品として、電極一体型の着衣型生体センサと、心電やRRI、加速度、ジャイロ情報などを取得する小型トランスミッタを販売する。

着衣型生体センサ 着衣型生体センサ

着衣型生体センサには導電性のある銀メッキ繊維AGpossを組み込み、無縫製ニット横編機によってニットウェアに仕立てた。密着度の高い構造となっていて、裁断や縫製の箇所で導電性が損なわれる恐れが少ないため、ノイズの少ない高精度の生体情報を取得できる。

小型トランスミッタは、防水仕様で着脱も可能。Bluetoothでスマートフォンにデータ送信できる。

ミツフジは今後、ウェアラブル総合メーカーとしてhamonブランドの下でセンサとトランスミッタを販売するだけではなく、自社のウェアラブル製品から取得可能な生体情報を利用するウェアラブルIoTサービスも提供する考えだ。

その一例として、パナソニック ソリューションテクノロジーと共同で開発した従業員健康管理&見守りシステムの事例を紹介。着衣型センサの着用者が眠ったときの眠りの深さや心拍、呼吸、寝相などのデータを収集し、アルゴリズムによって睡眠の質を評価することで健康管理に役立てられるという。

その他にも、長距離ドライバーや鉄道運転手などに向けて、眠気などを検知する危険防止見守りサービスも2017年度に販売する計画を明らかにしている。

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