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視界が悪い水中での誘導ラインに——ELワイヤを使った「光るダイビングリール」

ELワイヤを使ったダイビング用水中リール「光るダイビングリール」がMakuakeで出資を募っている。

光るダイビングリールは、半導体に電界をかけると発光する電界発光(EL)現象を利用したELワイヤを使ったダイビングリールだ。

通常のダイビングリールに使われるナイロンやポリエステルのワイヤとは異なり、ライムグリーンに発光するELワイヤを使うことで、夜間や洞窟など低照度の場所や透明度の低いコンディションでも、より素早くラインの位置を把握することができる。水中移動ルートのマーキングや潜行ロープの補助、エントリポイントの目印やバディ間での水中サインなど、様々な応用が可能だ。

リール側面のハンドルを回して巻き取るタイプで、ドラム中央部のスイッチで点灯パターン(点灯/点滅)を選択できる。ワイヤには特殊コーティングを施し、曲げや踏みつけにも強く、岩に引っかかっても切れない程度の耐摩耗性を備えているという。

本体寸法は175×240×115mm。ワイヤ長は10m巻(DR-10)/20m巻(DR-20)の2タイプがあり、重量はそれぞれ1.5kg/2kgとなる。電源にはアルカリ単4電池×8を使用し、DR-10では点灯モードで3時間、点滅モードで4時間使用可能で、一般的な潜水時間は十分にカバーできる。

予定小売価格はDR-10が9万円、DR-20が12万円だが、Makuakeでは、限定早割価格としてDR-10を68%オフとなる2万9000円で購入できるプランなどを提供中だ。

プロジェクトは12月13日から来年2月27日までMakuakeにてクラウドファンディング中。目標額150万円に対し、12月15日の時点で8万7000円を集めている。プロジェクトが順調に消化された場合、製品出荷は2017年6月中を予定している。

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