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ArduinoやRaspberry Piでマシンビジョンシステムを——小型でパワフルなスマートカメラユニット「JeVois」

4コアARMプロセッサを搭載し、簡単にマシンビジョンシステムが構築できるスマートカメラユニット「JeVois」がKickstarterに登場した。

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JeVois は、39×31×23mmと小型ながら、クアッドコア1.34GHz CPU「ARM-v7」、デュアルコアGPU「Mali-400」、256MB DDR3-1600RAMを搭載し、1.3MPカメラセンサのビデオイメージを処理できる性能を備えている。出力はMiniUSB2.0ポートからUSBカメラ出力として、あるいはシリアルポートから組み込み機器へと出力することができる。

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JeVoisの操作モードは「デモ/開発モード」、「テキストモード」、「前処理モード」の3つに分けられる。デモ/開発モードでは、例えばカメラが捉えたQRコードの画像をUSBポートから出力するとともに、QRコードから読み出した情報をシリアルポートに出力する。テキストモードはUSB出力を使わないモード、そして前処理モードがJeVoisを使って高機能なマシンビジョンシステムを構築するためのモードで、例えば内蔵するアルゴリズムで作成したエッジ検出イメージを、ホストコンピュータで後処理するための画像データとして出力することができる。

各モード/アルゴリズムは、ホスト側からカメラのフレームレートなどを選択することで切り換えているため、Raspberry Piを含むLinuxマシンではフル機能が利用できるが、PC/Mac/Androidでは現状デバイスコントローラ周辺に課題があるとのことだ。

photo ARイメージ作成例
photo 物体認識例
photo 自動運転用道路認識例

開発者によると、JeVoisはロボティクス教育の現場で使われるArduinoやRaspberry Piで利用できるシンプルなマシンビジョンシステムがないという課題 を解決するためにスタートしたプロジェクトだという。マシンビジョンの原理を理解し、応用しやすくするため、ビジュアルアテンション/数字の認識/QRコードやバーコードの認識とデコード/背景差分による動作物の検出など多数のアルゴリズムがGPLのオープンソースとして提供されている。JeVoisソフトウエアはC++で書かれており、Linuxでコンパイルできる。

JeVoisは2017年1月24日までクラウドファンディングを実施。12月27日時点では、目標額の5万ドル(約585万円)に対して、約5500ドル(約64万3500円)を集めている。

Microシリアルケーブル/MiniUSBケーブル/8GBのMicroSDカードが付属するビギナーズキットの販売予定価格は59ドル(約6900円)で、今なら早期割引適用分が55ドル(約6400円)で入手できる。出荷は2017年2月の予定で、送料15ドル(約1750円)で日本への出荷にも対応する。

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