Kamibotは6～12歳の子どもを対象にしており、スマートフォンの専用コントローラアプリを使い、Bluetooth4.0経由で遠隔操作できるほか、方向転換やスピード、6色LEDの点灯などの制御をプログラミングすることができる。

本体底部には黒いラインを認識するIR（赤外線）センサを搭載しており、ラインをトレースしながら走行が可能。正面には障害物までの距離を測定する超音波距離センサも搭載している。また走行用のDCモータ×2と本体上部を回転するサーボモータを備える。バッテリがLi-Po／3.7V 1600mA、充電時間が120分、動作時間120分。充電にはUSBミニケーブルを使用する。

プログラミング学習機能は難易度の異なる2段階が用意されている。推奨年齢が6歳から小学校低学年の「レベル1」では、ロボット操作に慣れ親しむことを主な目的に、コントローラアプリを使っての「ロボットサッカーゲーム」や、印刷したカードで宝箱までの道順を並べ、それを専用アプリ「KamiCard（カミカード）」で再現してKamibotが意図通りに動くかどうかを学ぶ「宝探しゲーム」などが用意されている。

推奨年齢が小学校中学年以上の「レベル2」では、より複雑な道順を、「KamiBlock（カミブロック）」アプリでプログラミングしてKamibotを動かす宝探しゲームがあるKamiBlockは学習用プログラミング言語Scratchライクなインターフェースを備え、ブロックパレットからのドラッグアンドドロップでプログラミングができる。

コントローラアプリと2種のプログラミングアプリは、それぞれAndroidとiOSに対応しており、KamiBlockはScratchのフル機能が利用できるPC版もある。ただし、アプリケーションの表示言語は英語または韓国語で、ひらがな対応はリターン提供時の予定とのことだ。

Kamibotの名前の由来は「紙×ロボット」で、さまざまなペーパークラフトの外観を装着してデザインをカスタマイズできることから来ており、Kamibotの公式サイトから無料でダウンロードできる。

プロジェクトの目標金額は50万円で、12月28日時点で、18万円以上の支援が集まっている。支援コースは、12％オフとなるKamibot基本セット（Kamibot本体1台、ペーパークラフト2枚、宝探し／ライントレーサ用マップ各1枚）1万7400円（税込）などが用意されている。