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ロボットに生き物のような動きを——子供向けロボットを自律歩行させるキット「bots_alive」

マニュアルリモコン操作が必要なロボット「Hexbug Spider」を自律歩行させるためのキット「bots_alive」がKickstarterに登場した。ロボットが自律的に障害物を避け、生き物のように迷いながらも目的地にたどり着く——そんな迷路を作って遊ぶことができる。

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bots_aliveはHexbug Spiderに加えて、「Vision Marker」「Vision Block」「IR Blaster」の3点で構成される製品だ。専用のスマートフォンアプリがマシンビジョンとして機能し、ロボットの動きを制御。特殊なAI(人工知能)を搭載したため、ためらったり、周りを見回したり、間違ったりなど、さも生き物であるかのような動作をさせられる。また、下のGIF画像のように、スキルを学ばせることも可能だ。

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使い方は次の通りだ。1)Hexbug Spiderの頭上にVision Markerを載せる。2)スマートフォンのイヤフォンジャックにIR Blasterを差し込む。3)専用のアプリを立ち上げる。4)ブルーとレッドのVision BlockをHexbug Spiderの周囲に配置する。5)Vision MarkerとVision Blockを上からスマートフォンのカメラで捉える。

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すると、後は自動でIR Blasterが赤外線コントローラとして機能し、レッドのVision Blockを避けてブルーのVision Blockを見つけるようロボットをコントロールする。ひとつのキットで2台のロボットを操作し、競わせることもできる。

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bots_aliveは2017年2月17日までクラウドファンディングを実施。1月30日時点では、目標額の1万5000ドル(約170万円)を上回る約2万2000ドル(約250万円)を集めている。5万ドル(約575万円)のストレッチゴールに到達した暁には、ロボットが自律的に相撲で戦う機能「Sumo Battle Mode」を追加する予定だ。

bots_aliveの販売価格は、Hexbug Spider、Vision Marker、Vision Block、IR Blasterの4点セットで60ドル(約6900円)。Hexbug Spiderが2体のセットは85ドル(約9800円)だ。Vision Blockの個数はレッド4個とブルー1個。プラス15ドル(約1700円)でレッドを10個追加できる。出荷開始は2017年9月の予定で、日本への送料は22ドル(約2500円)となる。

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