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最大64個の小型モジュールで自由に機能をカスタマイズできるMIDIコントローラ「Mine」

小型モジュールを自由に配置し組み合わせることでカスタマイズできるMIDIコントローラ「Mine」がKickstarterに登場した。フレキシブルな対応が可能なモジュール配置により、ユーザー好みのコンフィギュレーションを自由にカスタマイズできる。

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Mineは、電子インターフェースを備えるモジュールと、モジュールを搭載するためのメインボードで構成される製品だ。電子部品を保護するため、モジュールはポリマ材料で作られた。その種類は現状PAD、2 BUTTONS、POT、ENCODER、SLIDER、BLANKの6タイプ。今後、LED DISPLAY、JOYPAD、TOUCHSTRIPなど、新しいタイプを追加する予定だ。

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Mineのモジュールは、底面のコネクタでメインボードに取り付けられる。水平/垂直方向の取り付けが可能で、例えばSLIDERを垂直に取り付ければボリュームの調整に、または水平に取り付ければクロスフェーダーとして使える。一度取り付けるとしっかりと固定されるため、取り外す際は専用のエクストラクタ2本が必要となる。

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一方、Mineのメインボードには、マトリクスが8×8のものと8×4のものがある。それぞれ、最大64個と32個のモジュールを搭載することができる。サイズは8×8のものが330×270×30mmで、8×4のものが330×138×30mmだ。

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MineはMIDIクラスをサポートするため、汎用MIDIプラットフォームやOSのエディターで制御できる。だが一番簡単なのは、専用エディターによる設定だ。専用エディターは、モジュールのタイプ/ポジション/方向を自動で認識する。また、モジュールのパラメータを変更した場合、それぞれのモジュールに直接記録できる。

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また、Mine ではPC/MACとUSB接続でき、電力の供給も可能。だが、LEDモジュールを多用する場合、USBハブからの電力だけでは不足する。その場合に備え、12VDCの電源コネクタも搭載している。また、エクスパンションポートも備えているため、2台接続して使うことが可能だ。

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Mineは2017年2月25日までクラウドファンディングを実施。1月30日時点では、目標額の15万ユーロ(約1800万円)に対して、約1万5000ユーロ(約180万円)を集めている。

販売価格はメインボードのサイズやモジュールの種類/個数によって異なるが、最安価格は現在のところ215ユーロ(約2万6000円)。出荷開始は2017年11月の予定で、日本への送料は40ユーロ(約5000円)だ。

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