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Raspberry Piを持ち運ぼう——モバイルバッテリボード「Pi18650 HAT」

Raspberry Pi対応のモバイルバッテリボード「Pi18650 HAT」がKickstarterに登場した。拡張基板上にリチウムイオン充電池を搭載し、モバイルで運用することができる。

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Pi18650 HATは、Raspberry Piの26/40ピンコネクタに接続する電源拡張ボードだ。18×650mmのシングルセル18650型リチウムイオン充電池を搭載できるソケットと最大1Aの充電回路を搭載しており、MicroUSBポートからバッテリに充電できる。バッテリ電圧は3.7~4.2Vだが、昇圧回路でRaspberry Pi用に5.1Vを出力する。バッテリのステータスは、モニタリングICからの信号をI2C SMBUS経由で取り出すPythonスクリプトを実装している。

例えばRaspberry Pi Zeroの場合、フルチャージした3000mAhバッテリを使って約34.5時間運転できるとしている。バッテリの充電回路は、最大18VまでのDC電源やソーラーパネルにも対応しているという。なお、充電用MicroUSBケーブルは、急速充電対応の太いタイプを推奨している。

また、Wi-Fiモジュール「ESP8266」が搭載できるよう4×2のヘッダを備えており、Pi3 modelB以前のモデルを無線LAN環境で運用することもできる。

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Pi18650 HATは3月6日までクラウドファンディングを実施。2月7日時点で、目標額の800カナダドル(約6万8200円)を大きく上回る約3150カナダドル(約26万9000円)を集めている。

26/40ピン対応の2タイプがあり、いずれも販売予定価格は45カナダドル(約3840円)で、今なら早期割引適用分が40カナダドル(約3400円)で入手できる。スタッキング用の追加ピンヘッダが付属するが、18650型バッテリは含まていない。出荷は2017年3月の予定で、送料16カナダドル(約1360円)で日本への出荷に対応する。

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