ビジュアルプログラミングツール対応——子供にも扱いやすいRaspberry Pi用ロボットアーム「MeArm Pi」
2017/02/10 12:00
Raspberry Pi用のロボットアーム「MeArm Pi」がKickstarterに登場した。子供でも扱えることをコンセプトにしていて、ビジュアルプログラミングツールによるプログラミングやジョイスティックでアームを制御することが可能だ。
MeArm Piは、拡張ボードPi HATと制御用のジョイスティック(2本)を備える。ジョイスティックによる操作に加え、プログラミングによるアーム制御が可能だ。ScratchやBlocklyなど、Webブラウザを利用したドラッグ&ドロップ型のプログラミング環境だけでなく、上級者向けのPythonやJavascriptにも対応している。
Raspberry Piと基盤の接続など、組み立て部分についても子供の力で簡単に組み立てられるよう工夫がなされている。極力ネジの使用箇所を減らし、代用として六角ボルトを採用。レンチはツールセットに同梱されているので、他の道具を改めて用意する必要はない。
MeArm Piの対象年齢は11歳以上。カラーはブルーとオレンジの2色から選択可能だ。スタンダードキット(ロボットアーム、メタルギアサーボ×4、六角ボルト&レンチ、ジョイスティック)に加え、Raspberry Pi 3とのセットが用意されている。
MeArm PiはKickstarterで2017年3月9日までクラウドファンディング中だ。2月10日時点では、目標額1万ポンド(約140万円)に対し、2万6000ポンド(約367万円)以上を集めている。
販売価格はスタンダードキットが60ポンド(約8500円)で、Raspberry Piとのセットが110ポンド(約1万6000円)だ。出荷開始は2017年7月の予定で、日本への送料は無料となる。