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ドイツのWT2017でファイナリストに、触感型ゲームコントローラ「UnlimitedHand」 

2月7日~8日にドイツのミュンヘンで開催された「WT2017」(Wearable Technologies Conference 2017)にて、触感型ゲームコントローラ「UnlimitedHand」がファイナリストに選出された。また、Arduino AtHeartやAmazon LaunchPadへの参加により、海外のユーザーへの販路拡大に成功したという。

UnlimitedHandは、東京大学発のベンチャー企業H2Lによって開発された触感型ゲームコントローラ。電気刺激によりゲーム内の触感をユーザーの手指にフィードバックできるのが特徴だ。2015年9月にKickstarterにて資金調達を開始し、最終的に7万4000ドル(約836万円)以上を調達していた。

WT2017へのUnlimitedHandの出展は、今回が同製品にとってヨーロッパで初めての展示となった。WT2017は、ウェアラブル技術の分野で国際的に注目されている最新技術や製品が公開される展示会だ。会場ではH2LのCEOである岩崎健一郎氏が登壇し、今後のVR分野や周辺機器による没入感の向上、今後の展望について講演した。

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H2Lは今回、UnlimitedHandのWT2017 ファイナリストへの選出が決まったと報告。それと同時に、UnlimitedHandがArduino AtHeart製品の正式ライセンスを取得し、Amazon LaunchPadへの参加も決まり、複数の海外企業とパートナーシップ連携を果たしたと伝えている。さらに、Ardino AtHeartのライセンス取得に当たって、開発者向けのAPI(UHDeviceManager)も公開したという。

同社は今後の抱負について、海外のユーザーへの販路拡大を継続するだけでなく、世界中の開発者がUnlimitedHandを活用しやすい開発環境を整備していきたいと語っている。

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