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マルチチャネルパワーコントロールを実現——Arduino互換ボード「Protean 8x2」

マイクロコントローラとパワーコントローラとを一体化した開発ボード「Protean 8x2」がKickstarterに登場した。

Protean 8x2は、マイクロコントローラにArduino互換となるATmega328Pを使用し、16チャンネルの出力制御ができる開発ボードだ。

コントローラ側の制御信号はフォトカプラを経由して電気的に絶縁しているため、ロジックレベルのFETでなくともTO-220パッケージのパワーFETを選択して自由に実装できる。出力側の失陥によりコントローラにダメージを与える恐れもない。一般的なArduinoシールドで同機能を実現するのに比較し、1枚のボードで電圧と信号を制御できるのが特徴だ。

開発者によれば、Protean 8x2を開発した目的は、当初はピンボールマシンに使うドライバボードだという。もちろん、8×8バルブ/ハイパワーLEDマトリックスコントローラ、LEDライティングコントローラなど他の用途にも利用できる。さらに、BluetoothモジュールやWi-Fiトランシーバなども搭載できるので、IoTデバイスの開発ボードとしても有用だ。

ボードのサイズは68.6x116.8mmで、Arduino Uno2枚分だ。ボードの裏にはジャンパコンフィギュレーションのイラストを表示し、接続ガイドやクイックリファレンス図ではさまざまな接続方法をイラスト化している。

Protean 8x2は、3月14日までクラウドファンディングを実施。2月15日時点で、目標額の5000ドル(約57万円)に対し、約650ドル(約7万4000円)を集めている。今なら早期割引適用分が17ドル(約1940円)で入手できる。出荷は2017年6月の予定で、送料3ドル(約340円)で日本への出荷に対応する。

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